久しぶりに代替エネルギーETFをチェック
世界各国がオバマ米大統領のすすめるグリーン・ニューデl-ル政策に続けとばかり、同様の政策を打ち出している。日本の某首相も例外ではない。そこで久しぶりに代替エネルギー関連ETFのパフォーマンスをチェックしてみた。
過去1年ではNUCL 「S&P グローバル原子力エネルギー指数ファンド」(薄いグリーンのライン)が相変わらず下落率が小さい。S&P500(紫)とほぼ同じ下落率に留まっている。これは前にも書いたように、原子力関連のパフォーマンスが良かったと言うより、電力株など公益株の組み入れが多く、相場の下落局面でディフェンシブ銘柄として抵抗力を見せたからだろう。
逆に、下落率が相対的に最も大きいのが、TAN「クレイモア/マック グローバル太陽光発電指数ETF」(赤)とKWT「マーケットベクターズ ソーラーエネルギーETF」(ブルー)だ。どちらも代替エネルギーの柱と言われるソーラパワー関連ETFなので、皮肉な結果だ。他の代替エネルギー関連に比べて、中国銘柄の比率が大きく、また、組み入れのほとんどがベンチャー系の小型株で信用リスクの影響をもろに受けているのが背景だろう。
今のところ世界同時不況でソーラパワーなどへのシフトがあまり進まず、足元では各ソーラパワー銘柄の業績が悪化しているのも原因かもしれない。
ただしここ1ヶ月の動きを見てみると全く逆の現象となっている。NUCLの回復が鈍いのに対して、TANとKWTの回復が著しい。相場の回復とともに、これらETFのリバウンドも大きくなっている。もしこのまま相場が回復してゆくならば、これらソーラパワー関連ETFのパフォーマンスが最も期待できることになろう。つまり、TANとKWTは代替エネルギー関連ETFの中では、中国関連、景気敏感、高ベータ、高ボラティリティETFというところか。
いずれにせよ、TANやKWTに限らず、これら代替エネルギーETFセクターが市場平均(S&P500)と比べて突出した動きを見せ始めたのは、ここ1ヶ月程度のことなので、これらセクターがほんとに過去のITバブルに匹敵するような大相場を演じるならば、まだ絶好の仕込み時と言うことになろう。
ただし、米国の悪材料で再度相場全体が売られることがあれば、これらセクターも大きく下落するのは当然のことだ。相場に明るさが見えてきたとは言え、不安な相場は続く・・・・
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