金価格上昇は本物か?

金価格が1オンス900ドルを超えた高値圏で推移している。
http://www.kitco.com/charts/livegold.html
(下の1年チャートまたは6ヶ月チャートをご参照)

昨晩(2月10日)のNY市場の上昇は株式相場の急落につれれた側面が強いが、最近の金価格の堅調さには、以前と明らかに異なる側面がある。

以前はドル安が金価格上昇のドライバーであった。つまりドルの信認が落ちると替わりに金が買われていた。ところが今年に入ってからは、ドルは対ヨーロッパ通貨や円に対してもむしろ上昇傾向だ。ドル安とはなっていない。

以前であれば、これは金価格の下落を示唆する。ところが金価格も同時に上昇し、過去のドルと金の相関関係は失われつつある。

専門家は、「予想以上の世界的な財政膨張の結果、ドルの信認と言うより、ペーパーマネーである通貨そのもの信認が下落し、実物資産である金の価格が上昇している」と見ているらしい。
また、金ETFの残高が過去最高水準となっており、需給面の買い圧力も高いという。
またある専門化は通貨の大量発行でインフレを警戒する買いもあるという。

通貨の信認は急には回復しようもない。だとすれば、今後も金の上昇が続くと見たほうが良いかもしれない。

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