ドルの全面安を予想するなら

先週、16日にFRBが政策金利を0%-0.25%へ誘導することを決定し、事実上のゼロ金利政策に移行しました。これを受けて、米ドルは対円で87円台、対ユーロで1.45程度(今年の高値は1.23台)まで急落しました。

さて米ドルを外貨MMFや外貨預金で保有している方にとっては、とてもネガティブなニュースです。ゼロ金利が長期的には米国経済の回復に寄与するのは確かだとしても、短期的には金利は付かないし、ドル全面安の流れもしばらく続く可能性があります。(日銀はドル買い介入をし、ドル安に歯止めを掛けるという観測もありますが・・・)

それなら円に戻してしまおうという選択肢もありますが、もしかしたら120円や110円台で買ったドルかもしれません。だとすれば、心理的にもそう簡単に「損切り」はできません。「損切りはしたくないけど、ドル安のポジションをとりたい・・・」という複雑な心境です。

こんなときに良いETFがあります。PowerShares DB US Dollar Bearish Fund(UDN)という通貨ETFです。これは、ユーロ, 円, ポンド, カナダドル, スウェーデンクローナ、スイスフランのバスケット対する米ドルの指数先物に連動するETFです。米ドルがこれら通貨バスケットに対し下落すると、ETF価格が上昇する仕組みになっています。つまり米ドルの多通貨に対する全面安を予想するなら、「米ドルを保有しながら米ドルをショート」することができます。

ちなみにバスケットの構成は、ユーロが54%、円が14%、ポンドが12%程度なので、対ユーロの相場が最も重要となります。

ただし、ゼロ金利移行を受け、ETF価格も24ドル前半から27ドル程度まで一気に上昇してしまいました。出来高も急上昇しています。できれば25ドル程度で買いたいものです。(チャート参照)

UDNUDN

■関連ETF
PowerShares DB US Dollar Bearish Fund (UDN)


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